YouTubeの「本要約チャンネル」を運営するたけみ氏、りょう氏による『「読む」だけで終わりにしない読書術』を紹介します。
前回、自分にとって最高の一冊を見つける「目的型読書」にテーマを絞って紹介しました。
今回は本に書かれた内容を実践するための「レコーディング読書」について紹介します。
実践・検証を繰り返し、人生を変える「レコーディング読書」
今はインターネットで簡単に情報を取得できる時代です。
そのため、どれほど早く、たくさん本を読んだとしても「読む」だけで終わりにしていたら、単に知識や情報が増えるだけであまり意味がありません。
大事なのは冊数自体少なくても目的を明確にして本を読み、「これはいいな」「効果がありそうだな」と思うメソッドを見つけたら実践し、効果を検証することです。
それができれば明らかに生活が変わり、人生が変わります。
答えのない社会で生き抜くための新常識
「目的を明確にして本を読み、書かれているメソッドを実践し、効果を検証する」という読書法は、社会によって求められていることでもあります。
社会で直面する課題は答えのない、オープンエンドのものばかりだからです。
その課題に対して自ら仮説を設定し、検証を繰り返しながら最適解を模索していきます。
そして色々な要因で「変化」を求められます。常に変わり続けなければなりません。
レコーディング読書のやり方
本書ではたけみ氏のレコーディングメモが公開されていますので是非、ご自身で確認いただければと思います。
そして、レコーディング方法は人それぞれです。
以下のポイントを押さえて自分自身のレコーディング方法を見つけてください。
- 実践するメソッド
- そのメソッドによって得たい効果
- メソッドを実践した日付けと、体感できた効果の度合い
- メソッドを実践する中で気づいたこと
- ハイパフォーマンスな時間が過ごせたか
- 以前より活動的になったか
- 以前よりやる気が上がったか
- 前向きになれているか
私が実践しているメソッドの一例
私はテレワークが基本で出社は1週間に1度あるかないかといった働き方がコロナ禍から続いています。
働き方も大きく変わりましたが1日の時間の過ごし方も大きく変わりました。
その理由の一つが、家族と過ごす時間を大切にするために時間を有効に活用したいと思ったからです。
私が実践しているメソッドの一例をご紹介します。
- 朝5時起床
- ランニング20分
- 始業前に自己学習
- 昼食後に散歩
- 眼精疲労が蓄積しないよう、こまめに目を休める
朝活することで一日のモチベーションが上がりますし、時間の使い方や自分自身の体調管理を意識する様になりました。
そのおかげで残業時間も少なくなり、夜は家族とゆっくり過ごす事ができています。
まとめ
- 短時間で読める本要約サイトなどを活用し、自分の課題を深掘りし潜在的な欲求や目標を明確にする。
- 課題を解決(目的を達成)するためにふさわしい本を選び、必要な箇所を読み込む。
- 本に書かれている内容を実践し、記録・検証し、自分に合ったメソッドを見つけ出し、生活に取り入れる。
という、レコーディング読書の一連の流れを実行することで、課題解決に向けて前進する事ができます。
ルーティーン化する事によって、生活の質を高め人生を自分の望む方向へ変えていく事こそ、読書の目的です。
みなさんもぜひ、「読む」だけで終わりにしない読書術によって、日常が、人生が少しずつ変わっていくことを実感してください。
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